歯周病と認知症

「口腔内の健康は、アルツハーマー病を予防するかもしれない」（ハーバード大学、2019年9月1日）
Good oral health may help protect against Alzheimer’s – Harvard Health
「歯肉炎を引き起こす細菌は、アルツハイマー病と関係があるかもしれない。この細菌 Porphyromonas gingivalisは、口腔内から脳内に移動することがある。この細菌が脳内に入ると、神経細胞を破壊する酵素を放出する。記憶を障害させ、ついにはアルツハイマー病を引き起こす」（いずれも動物実験）

 

「歯肉の病気は、アルツハイマー病においてカギとなる重要な役割を果たしているか」（BBC、2019年1月24日）
https://www.bbc.com/news/health-46986709
「アルツハイマー病の患者さんの脳内から、歯周病の原因菌Porphyromonas gingivalisが見つかった」
「マウスにこの原因菌を投与すると、この菌は口腔内から脳に到達し、脳の神経を破壊する蛋白質を分泌した」
「台湾の研究では、慢性歯周病に10年以上罹患している人は、そうでない人に比べて70％以上多くアルツハイマー病になる」
「アルツハイマー病のある人の内、歯周病のある人は、そうでない人に比べて病気の進行が速い」

 

歯周病がアルツハイマー型認知症!?予防となる歯磨きのポイント | NHK健康チャンネル　（NHK、021年4月16日）
「全身に広がった歯周病菌が、脳以外の部分でもアミロイドβを作り出し、それが、血液に乗って、脳内に取り込まれるとのことであ（る）。脳内にアミロイドβがたまると、記憶障害などを引き起こし、アルツハイマー型認知症の発症につながる可能性があ（る）」

 

認知症の原因が明らかに　発症予防には歯周病対策を｜テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト (tv-asahi.co.jp)　（テレビ朝日、2020年10月13日）
「認知症の患者の脳内から歯周病の原因菌が検出された」
「九州大学の武洲准教授らの研究チームがマウスに歯周病の原因菌を3週連続で投与した結果、マウスの脳内にあるアルツハイマー型認知症を引き起こすたんぱく質「アミロイドβ」が10倍に増え、記憶力が低下し（た）」

 

歯周病とアルツハイマー病の関連性を示す新たな証拠を発見した研究 – Dental Tribune Japan (dental-tribune.com)　（デンタル・トリビューン、2021年5月10日）
「歯肉の下に見られる不均衡な細菌群集と、認知機能が正常な高齢者におけるアルツハイマー病のCSFバイオマーカーとの間に関連性がある」
「炎症性疾患が脳内アミロイドのクリアランスを阻害している」

 

「認知症の原因が明らかに　発症予防には歯周病対策を」(Youtubの動画、ANNニュース、2020年10月13日)
https://www.youtube.com/watch?v=vfqR0FfAjzE
「九州大の武教授らが、マウスに歯周病の原因菌を投与したところ、マウス脳内のアミロイドβが10倍に増え、記憶力が低下した」

 

砂糖と認知症の関係については、拙著「砂糖の害」の第十章「砂糖と認知症」を参照
砂糖の害 | 堀尾 英範 |本 | 通販 | Amazon　（近日中に増刷予定）

 

（歯周病の予防として、歯磨きと歯石取りが勧められています）
（私は、それらに加えて、砂糖を摂らないことをお勧めします）

 

（胃がん、発がん物質、ピロリ菌感染症）

 

「砂糖の甘くない真実：我々にできること」
https://www.youtube.com/watch?v=YGNsAJPitWg