「トランス脂肪、白米、砂糖の摂取基準」という題で動画を作ってYoutubeにアップロードしました。
日本人の栄養摂取基準
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「日本人の大多数は、トランス脂肪酸に関する WHO の目標を下回っており、通常の食生活ではトランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さいと考えられている」
「世界保健機関(WHO)を始め、アメリカなど幾つかの国では、トランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1% 未満に留めることを推奨している。したがって、あくまでも参考値ではあるものの、日本人においてもトランス脂肪酸の摂取量は1% エネルギー未満に留めることが望ましく、1% エネルギー未満でもできるだけ低く留めることが望ましいと考えられる」
「(菓子は)楽しく適度に」
(トランス脂肪酸は、体内に入って、いったん置き換わると安定でなかなか代謝されません)(マーガリン、ショートニングに多く含まれる)(私は0.3%という少なめの評価を心配しています)(分子の形)
(世界保健機構は、「1%以下なら良い」と言っているわけではなく、「2023年までに世界からトランス脂肪を根絶しよう」と言っています)
REPLACE trans fat (who.int)
「(トランス脂肪は)マーガリン、スナック菓子、揚げ物、焼き物に多い。安定で長持ちする」
「トランス脂肪を全く使わないことは、心血管疾患を予防する主要な手段である」
「世界保健機構は、2018年に、トランス脂肪を全く使わないことを各国に呼び掛けた」
WHO plan to eliminate industrially-produced trans-fatty acids from global food supply (2018年)
(米国では禁止されている)
白米と玄米、砂糖に関して(栄養摂取基準)
「炭水化物の多い食事は、その質への配慮を欠くと、精製度の高い穀類や甘味料や甘味飲料、酒類に過度に頼る食事になりかねない。これは好ましいことではない。同時に、このような食事は数多くのビタミン類やミネラル類の摂取不足を招きかねないと考えられる。これは、精製度の高い穀類や甘味料や甘味飲料、酒類は数多くのミネラル、ビタミンの含有量が他の食品に比べて相対的に少ないからである」
砂糖に関して
「単糖及び二糖類、すなわち糖類の過剰摂取が肥満やう歯の原因となることは広く知られている。そのため、例えば WHO は、その中の free sugar(遊離糖類:食品加工又は調理中に加えられる糖類)の摂取量に関する勧告を出しており、総エネルギーの 10% 未満、望ましくは5% 未満に留めることを推奨している 。しかしながら、我が国では、日本食品標準成分表に単糖や二糖類など糖の成分が収載されたのは比較的最近であり、現在においても成分が特定されていない食品が多く、糖類の摂取量の把握がいまだ困難である。そのため、今回はその基準の設定を見送ることにした」
「生活習慣病の重症化予防
糖類については、今回は触れない」
(英国:砂糖飲料への課税、塩分摂取量減少、家庭医 → アルツハイマー病の発生が2割減った)
「アルコールとして 10 g/日を超えるアルコール摂取は健康障害のリスク」(日本酒の濃度15%だとすると66ml)
ビタミンD
日本内分泌学会・日本骨代謝学会により発表された「ビタミン D 不足・欠乏の判定指針」では、30 ng/mL 以上をビタミン D 充足、20 ng/mL 以上 30 ng/mL 未満をビタミン D 不足、20 ng/mL 未満をビタミン D 欠乏とした。しかしこの参照値を採用した場合、最近の疫学調査結果によると、欠乏/不足者の割合は、男性:72.5%、女性:88.0% にも達することから、食事摂取基準の参照値として 30 ng/mL を採用するのには、慎重になるべきであり、上に述べた最近の疫学データから考えて、20 ng/mL を参照値とすることには、一定の妥当性があるものと考え、20 ng/mL を参照値とした。
(米国の場合、全く日光に当たらない人の場合の1日あたりビタミンD必要量は20μg)
(日本のお年寄りの場合、1日あたりビタミンD必要量は、5.5μg→8.5μgへ増量されている)(日本は、日光に当たる人の基準)
(全く日光に当たらない人でビタミンD所要量を決めるのは、なかな困難)(1日3回魚を食べて、毎日キクラゲ、シイタケを食べる)
(ガラス越しの日光浴は無効です)
(そのことを分かりやすく書くべきだ。日光にあまり当たらない人は、ビタミンDを補う必要があること)
ビタミンK
「普通の食事をしていれば、ビタミンKの不足はまれである」
「高齢者では消化管からのビタミンKの吸収は低下する」
「抗生物質を服用するとビタミンKの活性は低下する」
「ビタミンK不足は骨折のリスクを増大させる」
(検査として、ワーファリン服用時と同じようにPT-INRを測定するか、PIVKAⅡの検査をする)